ELLEGARDEN
ELLEGARDEN(エルレガーデン、略称:エルレ)は、日本のロックバンド。レーベルはDynamord Label、事務所はGROWING UP。
メンバー[編集]
- 細美 武士(ほそみ たけし、1973年2月22日(49歳) - [2])
- 生形 真一(うぶかた しんいち、1976年9月30日(45歳) - [要出典])
- リードギターとコーラスを担当[3]。ELLEGARDENのリーダー。
- バンドの活動休止後の2008年からNothing's Carved In Stoneのギタリストとしても活動[4]。
- グリーン・デイのビリー・ジョー・アームストロングのようなギタリストをもっと評価するべきだと語ったことがある[5]。
- お酒がほとんど飲めない。
- 高田 雄一(たかだ ゆういち、1976年7月23日(45歳) - [要出典])
- 高橋 宏貴(たかはし ひろたか、1974年10月29日(47歳) - [要出典])
概要[編集]
細美武士(Vo,G)、生形真一(G)、高田雄一(B)、高橋宏貴(Dr)の4人からなるロックバンド[12]。1998年12月末に千葉県で結成[12]。2001年にアルバム『ELLEGARDEN』で全国デビュー。5枚のスタジオ・アルバムをリリースし、2006年11月発売のアルバム『ELEVEN FIRE CRACKERS』はインディーズリリースながらオリコンチャート初登場1位を記録、2007年3月には幕張メッセでのワンマンライブを成功させる[13]。作品制作においてメンバー間にモチベーションの差が出てきたことを理由に、2008年より活動を休止[13]。2018年5月10日、約10年ぶりとなる活動再開を発表[12]。
バンド名の由来[編集]
高橋は1998年12月31日に開催されるライブチケットを印刷する際、どこにもない個性的なバンド名を付したいと考え、昭文社発行の「漢字用語辞典・外来語辞典」をめくり、ふさわしい言葉を探した[14]。そして高橋は、「ELLE」という単語に知的な響きを、「GARDEN」という単語に馬鹿馬鹿しさを感じ、これらを組み合わせてバンド名とした[注 1]。
メディア出演[編集]
バンドとしての地上波テレビへの出演は一度も行っておらず、フロントマンの細美武士も地上波音楽番組で歌ったことは一度もない。
ただし、生形は自身のバンド「Nothing's Carved In Stone」での出演や、椎名林檎、吉井和哉のサポートギターとしての出演経験がある。特に2014年には椎名林檎が「NIPPON」をテレビで披露する際のサポートギター(レコーディングでも演奏)として、「ミュージックステーション」や「ミュージックステーションスーパーライブ」、「第65回NHK紅白歌合戦」への出演を果たしている。
高田はアイドルファンとして「有吉ジャポン」と「有吉反省会」に出演している。
アルバム名[編集]
一部例外を除き、各アルバム名には収録曲の歌詞の一部が使われている。
- DON'T TRUST ANYONE BUT US
- 先行の2ndシングル「指輪」のカップリング曲と同名。ただし、同曲は本作には収録されていない。
- My Own Destruction
- 収録曲「Jamie」の歌詞の一部。
- BRING YOUR BOARD!!
- 収録曲「Surfrider Association」の歌詞の一部。ただし、曲中では「bring my board」。
- Pepperoni Quattro
- 収録曲「Pizza Man」の歌詞の一部。
- RIOT ON THE GRILL
- 収録曲「BBQ Riot Song」の歌詞の一部。
- ELEVEN FIRE CRACKERS
- 収録が計11曲であることと、収録曲「Fire Cracker」の曲名より。
逸話[編集]
- フランスのファッションブランドである「ELLE」に、商標権の侵害として告訴された。2007年5月16日、東京地裁はこれらの訴えを認め、不正競争防止法違反として該当するELLEGARDENのグッズなどの販売を一部差し止める判決を下した[15]。2008年3月19日、東京高裁は上記訴訟の控訴審において「ELLEGARDEN」を「ELLE」と「GARDEN」の二段に分けて表記したロゴについて、不正競争防止法に違反するとして使用差止請求を認め、その余の請求を棄却した[14]。
- 2006年12月21日、福岡ドラムロゴスで対バンツアーをしていたALLiSTERと一夜かぎりの合同バンド「DEATH BY FONDUE」を結成した。名前の由来はツアー中にチーズフォンデュを食べた翌日にALLiSTERのドラマー、マイク・レヴェランツがノロウイルスに感染したことから来ている[16]。2019年3月に行われたALLiSTERの新木場STUDIO COAST公演のオープニングアクトにELLEGARDENが出演した際に、ALLiSTERのアンコールで再度結成された。
- スペースシャワーTV内番組「爆音アトモス」で、細美がthe pillowsの山中さわおと対談した際、「今度対バンした時、これ着て(その時着用していた全身黒タイツ)アンコールで『Funny Bunny』をやろう」という約束をし、2007年10月22日、Zepp Nagoya公演にて実現。
- アルバム『My Own Destruction』収録の「右手」は、矢野顕子によって各ライヴやアルバム『音楽堂』などでカヴァーされている。
経歴[編集]
1998年大晦日の0時にELLEGARDEN結成[3][17]。
2000年5月、自主制作ミニアルバム『Stupid』を発売。9月27日、ライブハウス、Shibuya eggmanにてワンマンライブを開催[17]。
2001年4月1日 - 5月13日、初のライブツアー「みんなでYou Bitch!!!」を開催。5月23日、1stミニアルバム『ELLEGARDEN』でインディーズデビュー[3][17]。10月12日、1stシングル「Bare Foot」を発売。
2002年2月20日、2ndシングル「指輪」を発売。4月3日、1stスタジオ・アルバム『DON'T TRUST ANYONE BUT US』を発売。10月16日、2ndミニアルバム『My Own Destruction』を発売。
2003年7月2日、2ndスタジオ・アルバム『BRING YOUR BOARD!!』を発売。1stライブDVD『MY OWN DESTRUCTION TOUR BOOTLEG』を発売。11月12日、3rdシングル「ジターバグ」を発売。
2004年5月26日、3rdスタジオ・アルバム『Pepperoni Quattro』を発売。2ndライブDVD『BRING YOUR BOARD!! TOUR BOOTLEG Ⅱ』を発売。11月3日、4thシングル「Missing」を発売。
2005年2月26日、さいたまスーパーアリーナにて、カナダのロックバンドSUM 41主催のライブツアー「SUM 41 Japan Tour 2005」にオープニングアクトとして出演[17]。4月20日、4thスタジオ・アルバム『RIOT ON THE GRILL』を発売。3rdライブDVD『Bad For Education TOUR LAST BOOTLEG』を発売。11月、5thアルバム『ELEVEN FIRE CRACKERS』をリリース。オリコンのアルバム・ウィークリーランキングで初の首位を獲得[17]。12月7日、5thシングル「Space Sonic」を発売。
2006年4月15日、アメリカ合衆国にて『RIOT ON THE GRILL』のアメリカ盤を発売[18]。3月18日、アメリカ合衆国のテキサス州オースティンのAustin Convention Centerにて、ロックフェス「SXSW 2006 Music Festival」に出演[18]。3月20日 - 3月27日、アメリカ合衆国のニューヨーク、ボストン、フィラデルフィア、シカゴ、デンバー、シアトル、ポートランドを回るライブツアー「ジャパン・ナイト USツアー2006」に出演[18]。8月9日、6thシングル「Salamander」と4thライブDVD『Doggy Bags』を発売。10月12日から約半年をかけて全国ライブツアー「ELLEGARDEN ELEVEN FIRE CRACKERS TOUR 06-07」を開催。最終日である3月24日は千葉県の国際展示場MAKUHARI MESSE <展示場ホール9,10,11>にて行われ、ツアー全体で3万人を動員した[19]。11月8日、5thスタジオ・アルバム『ELEVEN FIRE CRACKERS』を発売し、発売初週で21.6万枚を売り上げ、オリコンのアルバムウィークリーランキングで初の首位を獲得した[20]。
2007年6月1日、ZeppOsakaにてThe Birthdayと対バンイベントである「SPRING un/desca? ver.69」を開催[19]。10月24日、5thライブDVD『ELEVEN FIRE CRACKERS TOUR 06-07 〜AFTER PARTY』を発売。
2008年5月2日、オフィシャルサイトにて活動休止を発表[21]。新アルバム制作におけるメンバー間のモチベーションの違いが要因の一つと発表された(当時すでに雑誌に制作・レコーディングの取材が行われていた)。7月2日、初のベスト・アルバム『ELLEGARDEN BEST 1999-2008』を発売。そして、9月7日、STUDIO COASTでのラストライブをもって活動を休止し、その様子を収めた6thライブDVD『2008.09.07. STUDIO COAST』が2009年4月8日にリリースされた[22]。
2016年、「骸骨祭り」にて細美がMONOEYES、生形がNothing's Carved In Stone、高田、高橋がMEANINGとして同日に出演した。
2018年5月10日、10年振りの復活をオフィシャルサイトにて発表。それに伴いライブツアー『ELLEGARDEN THE BOYS ARE BACK IN TOWN TOUR 2018』を開催[23]。
2018年の復活以降は、フェスなどのイベントや対バンライブなどへの出演を主に活動している。また、2021年11月現在ELLEGARDENとしてのワンマンライブ、新曲発表は行われていない。
2019年、FUJI ROCK FESTIVAL'19などいくつかのイベント・フェスに出演。秋には盟友ASIAN KUNG-FU GENERATION、ストレイテナーとともに「NANA-IRO ELECTRIC TOUR 2019」を開催。また、高田雄一が「有吉ジャポン」に単独で出演するなど、活躍の幅を広げる。
2020年8月5日、LIVE Blu-ray&DVD「NANA-IRO ELECTRIC TOUR 2019」をASIAN KUNG-FU GENERATION、ストレイテナーと合同でリリース。ELLEGARDENとしては活動再開後初の作品リリースとなった。
2020年8月、新型コロナウイルス感染拡大により、年内出演のライブがすべて中止となったことにより、初となるYouTube生配信を行った。猪苗代湖からの生中継で無観客アコースティックライブを開催した。
2021年、高田が有吉反省会に出演。
2021年12月、10-FEET、マキシマム ザ ホルモンとともに対バンツアーを開催。
2022年2月より16年ぶりの新アルバムの制作を開始予定[24]。
2022年2月17日、細美が単身ロサンゼルスへ渡米。5月上旬までELLEGARDENのアルバム制作のための作曲作業を行うことを報告。
2022年5月10日、細美が帰国を報告。